車の鍵を閉じ込めたときの対処法と予防策

「あっ!鍵を車に残したままロックしちゃった!」

そのような経験はありませんか?家のガレージから旅行先まで、場所を問わずに焦るアクシデントではないかと思います。

そこでこの記事では、車の鍵を車内に閉じ込めたときの対処法と予防策をご紹介しましょう。この記事を読めば、途方に暮れることなく、すぐ次の行動へ移れますよ。

車の鍵を閉じ込めたときの対処法


それでは車の鍵を閉じ込めてしまったときの対処法をひとつずつ見ていきましょう。

針金やワイヤーで開ける

車のドアと窓のすき間から、針金もしくはワイヤーを入れて、鍵を開ける方法があります。鍵が通る部分に引っかかりがあり、そこに針金やワイヤーを引っ掛けて上に持ち上げると、ロックが解除されます。

ただこの方法はまったくオススメできません。それは鍵開けに詳しくない人がいきなり試しても、うまくいかないからです。

そして鍵やドアが傷つく可能性もあります。鍵に留まらずドアまで交換することになれば、出費が高くつきますよね。

また最近の新しい車では、鍵の構造が異なるものが多いです。その場合、針金やワイヤーを使ったやり方ではロックを開けられません。

JAFを呼ぶ

鍵が閉じ込められたとき、誰もが考える方法だと思います。JAFは24時間対応なので、夜遅くのトラブルでも連絡が可能です。JAFロードサービス救援コールは「#8139」なので、あらかじめ登録をしておきましょう。

<料金>
■会員の場合…無料
■非会員の場合…有料
→昼間:12,880円
→夜間:14,940円
※救援へ向かう際に高速道路を使用した場合、車両の高速料金が別途でかかります。

(参考/JAF公式サイトより)

保険のロードサービスを利用する

加入している任意保険にロードサービスがあれば、JAFの前にそこへ連絡してみましょう。保険会社やプランによりますが、無料で対応してくれる場合があります。

鍵の修理業者を呼ぶ

「任意保険のロードサービスがない」
「JAFの会員に入っていない」

という方は、鍵の修理業者を呼ぶ方法もあります。業者の料金設定によりますが、鍵を開けるだけであれば、金額は8000円~程度です。どちらも未加入の場合は、修理業者の方が安く済ませられる場合も多いです。

ただ修理業者に修理を依頼する場合は、かならず身分証明書が求められます。他人の車を開けて、盗難に利用されないようにするためですね。

身分証明書や、自分の車と証明できる書類がない場合は、一度取りに帰るしかありません。

窓ガラスを割る

これは最終手段で、本来はまったくオススメできません。

ただJAFやロードサービスの到着を待つ時間の余裕がない緊急時は、諦めて窓ガラスを割るしか方法がありません。しかし窓ガラスは素材が頑丈なので、素手で叩いても割れないはずです。

そんなときは小銭とビニール袋を使いましょう。10円玉や100円玉などの小銭を何枚か、ビニール袋に入れます。遠心力をつけて、窓ガラスにビニール袋の先端を叩きつければ、簡単に窓ガラスを割ることができます。

ただガラス破片の掃除や、修理費用のことを考えると、本当に最終手段として検討した方がいいでしょう。

車に鍵を閉じ込めないための予防策

車に鍵を閉じ込めないための予防策としては、

・スペアキーを作製し、所持しておく
・物理キーがある場合は物理キーでロックする(車外へ出るとき、鍵を忘れずに済む)
・物理キーがない場合は運転中も鍵をポケットに入れておく

この2つが大切です。とくにスペアキーを作っておけば、万が一出先で鍵を紛失したときも、パニックにならずに済みます。

なおスペアキーを車の下などに隠しておくのはやめましょう。

・走行中に紛失する
・車盗難の被害に遭う

などのトラブルが発生するかもしれません。またそれで盗難にあったら、過失として盗難保険が適用されなくなる可能性があります。

まとめ

以上、車の鍵を閉じ込めたときの対処法と予防策をご紹介しました。おさらいすると、

・針金やワイヤーで開ける
・JAFを呼ぶ
・保険のロードサービスを利用する
・鍵の修理業者を呼ぶ
・窓ガラスを割る

の5つの方法がありましたね。

また閉じ込めたときに困らないための予防策は、『スペアキーをあらかじめ作っておくこと』です。スペアキーの作製は鍵の交換業者を利用しましょう。