鍵が折れた!?そんなときに試してはいけない6つの方法

鍵は金属製なので、時間の経過とともに劣化します。「鍵を開けようとしたら鍵が折れた!」というトラブルも珍しくありません。

そのようなときは鍵の修理・交換業者に相談するのが普通です。ただ、もしかしたら自分でもできるかもしれないと、自力で解決しようと思う方も少なくありません。

そこで今回は、鍵が折れたときに試してはいけない6つの方法をお伝えしましょう。

ピンセットで挟んで引き抜く

鍵穴からはみ出た鍵の面積は恐らく多くないでしょう。指でつまむことはできても、そのまま引き抜くのは難しいと思います。

そのようなとき、ピンセットで鍵を挟んで力を込めれば、指よりも力が入るはずだと思いがちです。鍵がシリンダーの内部で引っかかっていなければ、鍵をゆっくり引き抜ける可能性があります。

ただこの方法は鍵を鍵穴の奥へさらに押し込んでしまう可能性が否定できません。さらに無理に動かすことで、鍵の内部を傷つけるリスクもあります。

折れた鍵同士を接着剤で付ける

もし接着剤が用意できるなら、鍵の折れた部分同士をくっつけて、元に戻す方法があります。そのまま鍵を回せれば、シリンダー内部で鍵が開く期待がもてるはずです。

ただ力を入れると、再びくっつけた部分が折れるかもしれません。また間違えて鍵穴に接着剤が付いた場合、鍵を鍵穴から抜くことも難しくなります。シリンダーごとの交換が必要になってしまいます!

掃除機で吸い出す

掃除機が用意できる環境であれば、掃除機で鍵を吸い出すやり方もあります。うまくいけば、鍵穴のゴミやホコリが吸い出され、鍵がスムーズに動くようになるかもしれません。

ただ鍵がシリンダー内部でしっかり噛み合っている場合、鍵はびくともしないはずです。また、鍵穴が詰まっている場合、吸い出せるゴミやホコリの量も限りがあるでしょう。

ハンダで付けて引き抜く

鍵同士をハンダで付けて再び使用できるようにすれば鍵の開閉や抜き差しができるということで、ハンダ付けを勧める記事を時折みかけます。確かに接着剤よりも接着力が強いですが、まずハンダが用意できる環境はあまりないでしょう。

また手元を誤り、鍵穴にハンダが染み込んでしまうとアウトです。鍵が抜けないどころか、シリンダーごと交換が必要になります。

折れた部分が短く、鍵穴に近いほど、鍵穴にハンダが付くリスクは高くなります。よって、普段からハンダをよく利用しており腕前はプロ級と自負のある方だとしても、絶対に試さないでください!

ピンバイスで引き抜く

ピンバイスを使用すると、鍵を引き抜ける可能性があります。ピンバイスとは、小さなドリルが付いた工具ですね。金属やプラスチックに小さな穴を開けられます。

刺さったままの鍵に、ピンバイスで角度をつけて穴を開ければ、そのまま引き抜けるかもしれません。ただ穴を開けるときに、鍵が奥へ入り込むリスクがあります。

また、工具としても危険ですので、取り扱いを誤ると怪我の原因になります。

シリンダーを取り外す

玄関の鍵が開いている場合に限りますが、玄関側もしくは側面からシリンダーを分解し、鍵を取り出す方法があります。

ただその後、シリンダーを元に戻さなくてはいけないので、シリンダーについての知識が求められます。部品をなくしたり、手順がわからなくなったりすれば、シリンダーが元に戻せなくなります。

その場合は、シリンダーの交換が余儀なくされるので、余計な出費がかかるでしょう。

またこの作業には、ドライバーやペンチの工具も必要になります。工具をもっていない場合は、工具を用意するところからはじまるので、身近な方法ではありませんよね。

まとめ

以上、鍵が折れたときに試してはいけない6つの方法をご紹介しました。おさらいすると、

・ピンセットで挟んで引き抜く
・折れた鍵同士を接着剤で付ける
・掃除機で吸い出す
・ハンダで付けて引き抜く
・ピンバイスで引き抜く
・シリンダーを取り外す

を試すと、状況が悪化し、余計な出費や時間がかかる場合があります。鍵が折れて、鍵穴に残ってしまったら、迷わず鍵の交換業者を利用しましょう。