鍵の紛失や鍵穴の故障などで、旅行中にスーツケースの鍵が開かなくなったら、どうすればいいでしょうか。このままでは荷物が取り出せないので、急いで鍵を開けなければいけません。
そのようなトラブルが起きたとき、スーツケースを開ける対処法がいくつかありますので、ひとつずつご紹介しましょう。
自分で開ける
自分でできることがあれば、まずはそれを検討してはいかがでしょうか。
あなたがもっているスーツケースの種類によって、対処法の難易度や試しやすさが異なります。スーツケースの種類ごとにひとつずつ見ていきましょう。
シリンダー式
シリンダー式とは、鍵を鍵穴に挿し込んでロックを外すタイプですね。シリンダー式の場合、自力で鍵を開けるのは難しいです。
安全ピンを使ったピッキングで、ロックを外す方法もありますが、オススメはできません。難易度の高さもありますが、鍵穴が傷つき、最悪スーツケースが使い物にならなくなるからです。
ジッパー式
ジッパー式の場合はボールペンを使えば、スーツケースを開けられる可能性があります。具体的には、
- ボールペンの先端をジッパーのつなぎ目に挿し込む
- ジッパーに沿って、ボールペンの先端をスライドする
- ジッパーのかみ合わせを外していく
という方法を試してみましょう。
ただこの場合も無理やり行うと壊れる場合があるので、注意が必要です。
ダイヤル式
ダイヤル式でロックが解除できない場合、原因として
- 暗証番号を忘れている
- 知らぬ間に暗証番号が変わっている
の2パターンが考えられます。
暗証番号を忘れている
もし鍵のダイヤルが000~999まで(3桁)の場合、番号をひとつずつ合わせていく方法があります。
地道な作業で骨が折れるように思うかもしれません。しかし3桁程度の数字であれば、「1件合わせるのに2秒かかる」と仮定しても、30分ほどですべてを試すことができます。
また大抵の場合は、すべての番号を試す前に正解へ行き着くかと思われます。きっと30分もかからずに、鍵を解除できるでしょう。
気づかないうちに暗証番号が変わっている
「正しい暗証番号を合わせたはずなのに、ロックが解除されない…」
そんなときは、気づかないうちに暗証番号が変わった可能性が考えられます。暗証番号を設定したときに、誤って番号がずれたのかもしれません。
その場合、本来設定したかった暗証番号に近い番号が設定されているはずです。周辺の番号でロックが解除されるかをぜひ試してみましょう。
空港内のリペアショップを利用する
スーツケースが開かなくなった場所が空港の場合、空港内のリペアショップを利用する手段もあります。リペアショップの鍵開けの相場は3,000円〜6,000円程度です。
ただスーツケースの種類によっては対応できない場合もあるので、あらかじめ電話で問い合わせるのもいいでしょう。またショップによっては、スペアキーの作成や鍵交換まで可能な場合もあります。
鍵の修理業者を利用する
「自力じゃ開けられない」
「近くにリペアショップがない」
そんなときは鍵の修理業者へ依頼をしましょう。サービス対応が可能な県にいる場合は、電話一本ですぐに近所の作業員が駆けつけてくれます。
またスーツケースの鍵開けなら、30分以内でロック解除が可能な場合もあります。相場は8,000円~10,000円程度で、急ぎのときほど修理業者の利用がオススメです。
なお時間や価格を見積もってほしい場合、電話で見積りをお願いする際に
- スーツケースのメーカー名
- 鍵のタイプ
- 鍵の個数
なども併せて、スタッフに伝えましょう。
まとめ
以上、スーツケースの鍵が開かなくなった場合の対処方法をお伝えしました。おさらいすると、自力でロックの解除を目指す場合、
- シリンダー式…自力で開けるのは難しい
- ジッパー式…ボールペンを挿し込み、ジッパーを開けられるか試してみる
- ダイヤル式…暗証番号を1つずつ試す
と鍵の種類ごとに対応方法が異なります。
ただ自力でのロック解除は鍵を壊してしまうリスクもありますので、鍵の修理業者を利用するのがオススメです。